はじめまして。カラーズクリエイト代表・きのしたゆりです。
web表記では、ひらがなで名前を書くようにしています。（その理由はまたの機会に）
何回かに分けて、自己紹介をつづりたいと思います。
デザイン会社、IT会社に勤めたのち、（今では珍しくありませんが）当時では珍しく20代で起業しました。それがこのカラーズクリエイトです。
そのころは、ホリエモン、ひろゆきら、時代の寵児・風雲児たちが世に出初め、図郭を表し始めた時期を他人事のように見ている年代でした。
後になって気づいたのですが、私たちは「失われた30年」という日本経済が低迷し続けている時代をなぞるように、学生時代を過ごし、成人を迎えた世代で、そのことに気がつくまでかなりの時間を要しました。今思えば、時代の寵児・風雲児たちは、いち早くそれに気づいて、コトを動かしていたのだと思います。
かくいう私自身も、独立前は、更なるキャリアアップを図るために、前向きに仕事をしていたように思います。
ですが、思い描いていた仕事をしていたかというと、そうではない気がして、常に自分を模索している20代前半でした。
「就職氷河期」だったというのを、30代になって気づいたのですが、大学の先輩たちが企業に難なく就職している姿を見て、自分も当たり前のようにそうなるものだと思って何も考えず学生時代を過ごし、いざ就職活動を始めたら、落とされる、落とされる(笑) 『あぁ、こんなに就職ってできないんだ！』と気づいた瞬間でした。
※これがのちの「就職氷河期」で企業が採用を控えはじめた頃でした。
大手会社の面接で『希望していない部署なら入れるよ。後で部署移動できるよ』という後ろ髪をひかれる会社の内定もありましたが、なぜか自分のこだわりをすてられず、最後の最後まで悩んだあげく、小さなデザイン会社に就職することができ、大好きなデザインの仕事に携われて、充実した毎日を過ごしていました。
（続く）